家具の修理実績 | セブンチェア・3107(フリッツハンセン製),1984年製,4脚の塗装修理 | 荒川区の和光自動車鈑金 |
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SERIES-7 (Arne Jacobsen, FritzHansen) セブン・チェアの塗装修理を行いました。 デンマークのフリッツハンセン社の椅子です。 型番は「3107」。 4脚まとめてのご依頼でした。 1984年製とのことで、30年以上前に製造された 椅子になります。 下は修理前の詳細。 4脚とも全体に塗装が劣化ぎみで黄変していて、 表面にはヒビもあり、傷やエッジの欠けも 多数ありました。 |
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お決まりの座面裏のキャップの画像。 弊社では、セブンチェア、アントチェアは、 かなりの数を修理していますが、、、 このキャップは年代によりデザインの違いが あるようです。 |
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椅子の裏に貼られていた年式のラベル。 「1984」とされているので、 1984年に製造されたものと思われます。 ラベルも劣化していたので、お客様は 「剥がしてしまって良い」 とおっしゃっていたのですが、 こういったラベルはボロボロでも貼ってあるだけで 意味があると思うので、丁寧に剥がして 再貼り付けすることにしました。 |
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今回の椅子4脚は、脚の錆がどれも酷い状態で、 お客様から 「できる範囲でいいので、サビ落としもお願いしたい」 とのお話だったので、小型のバフを使って、 サビの研磨を行いました。 |
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サビの磨き作業は、座面と金属の脚部を 分離してから行いました。 |
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こちらは、椅子の座面側を直しているところ。 車の傷直しと同じく、キズのエッジを研磨で 落として滑らかにしてから専用のパテを 付けていきます。 |
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座面の傷の修正が終わったところで、 下地のサフェーサー塗装の準備をしていきます。 今回の椅子の塗装は、黄変してはいたものの 劣化はごく表面的な層だけで済んでいたので、 全体は軽い研磨だけにとどめました。 木でできている家具は、木目が出るまで研磨をすると 木の導管が露出してくるため、「木目の目止め処理」を しないとならなくなります。 元の色の層を木目が出ない程度に残せるなら、 それが木目の目止め代りになるので、下地作業が 少し楽になります。 |
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サフェサーを塗ったところ。 サフェーサーはキズの部分だけでなく全体に 通して塗っています。 このまますぐにホワイトを塗れそうなくらい 綺麗な下地ができました。 |
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下地のサフェーサーを平滑に研磨したところ。 この後、本塗り塗装の準備をしていきます。 |
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本塗りのホワイトをペイントしました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
座面が仕上がったので、最後の仕上げに 入ります。 こちらは、汚れを洗浄して保管していた 裏面のキャップです。 |
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こちらは裏面のラべル。 できるだけ丁寧に剥がして、両面テープを貼り、 再使用しました。 |
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ラベルを貼り付け、キャップを組んだところ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
完成したセブンチェア。 色は、現在のフリッツハンセンの色ナンバー 「100番」で塗りました。 現行で売られている、白のアントチェア、セブンチェア と同じ「ホワイト」です。 艶は微妙な艶消しで仕上げました。 30年以上前の椅子が甦りました。 弊社は東京下町の板金屋です。腕のいい、 上手な工場を目指して日々精進しています。 |
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