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Porsche Cayenne Turbo (957)

　ポルシェ・カイエン・ターボ (957) の前バンパーの
　破損修理。
　バンパー交換せずに修理で対応しました。

　バンパーの中央開口部左側の支柱が折れていて、
　その奥のグリルも破損していました。

　バンパー下部のリップ部も破損していました。
　ここに着いている障害物センサーも押されて
　いるようでした。（センサーは反応していました）

　バンパー上部の破損詳細。
　衝撃で、バンパー上部には広範囲にヒビが
　入っていました。

　まずはバンパーを外して、グリルを分離し、
　破損状況を確認。

　バンパー中央開口部、左支柱の詳細。
　完全に折れていました。

　
　
　
　下は破損した中央のグリル。
　この部品は新品部品に交換しました。

　バンパー下部のリップの詳細
　押されて折れ目が入っていました。

　牽引フックの蓋の取り付け穴が一部裂けて
　いました。

　一番強く当たっていた箇所の障害物センサーを
　外して点検したところ、本体裏にヒビが入っていました。
　(センサー自体は反応していました)
　お客様にお聞きしたところ、「使えれば再使用してほしい」
　とのことでしたので、裏側のヒビの入った部分を
　防水処理して使うことになりました。

　バンパーが外れたところで、グリル内部のダクトを確認。
　この部品まで衝撃が伝わっていたようで、上部と
　左側が割れていました。

　破損したダクトを外して、内部に破損がないか点検。

　ちょうどバンパーのリップの奥にあたる部分の
　ショック吸収材にヒビがみられましたが、使えるものは
　再使用してほしい、というご要望でしたので、このまま
　使うことにしました。

　バンパー内部のダクトの交換が完了。

　バンパー本体の修理に入ります。
　まずはいつもの要領で、折れていた支柱を
　接合しました。

　折れた箇所の接合が終わったところで
　バンパー表面の修理を開始。
　
　カイエン・ターボのバンパーは開口部が広くとって
　あって、全体が変形しやすいため、車体に仮づけ
　している状態で修理することにしました。
　開口部から作業の粉塵が入らないように、
　ビニールで養生してから仮づけしました。

　ヒビになっている箇所や、悪くなっている部分の
　塗装を剥がして修正していきます。

　バンパーのリップ部は個別に修理。

　「牽引フックの蓋」がつく箇所の穴の裂けは
　溶着で接合しておきました。

　牽引フックの蓋も変形していたので、こちらは
　新品部品に交換。
　右のグレーの部品が新品（未塗装）の部品に
　なります。

　バンパーの修正が終わったところで
　サフェーサー塗装の準備に入ります。

　リップ部もサフェ入れの準備。

　バンパー本体とその下のリップ部に
　サフェーサーが入りました。
　しっかり乾燥させてから、さらにサフェを
　平滑に研磨して本塗り塗装を行います。

　本塗りの青メタを塗り上げました。

　リップ部と牽引フックの蓋にも青メタが
　入りました。

　仕上がったバンパーを組み付けて完成。

　バンパーの折れていた箇所もキレイに
　接合できました。

　この度は東京下町の板金屋･和光自動車鈑金を
　ご利用頂きありがとうございました。
　今後も腕のいい、上手な工場を目指して日々
　精進していきます。

_W_	~a~	..k..	~o~	-	_C_	~a~	..r..
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